戸惑う

2007年1月 8日(月曜日) 01:10 JST

投稿者: 掃除用具

去年の夏に父方の叔父が亡くなり、昨日、母方の叔父が亡くなる。
あぁ、そうだと気づいたのは、私の名前を、名字ではなく、名前を、敬称略で、不自然なく呼んでくれる人が、一人二人と居なくなってしまったという事実だ。

これは、不思議なほど寂しく、そして、私自身の、世の中との係わりあいが希薄となっていく気がする。
人は生まれると同時に、死へと近づいていく。これは間違いのない数少ない真実というものだ。ただ、子供の頃はそんなこと思いもせず、身近なものが亡くなっても、それが、必ず生じる自分の死を予見させるものではない。

子供の頃を遥かに昔、終えた私は、世の中との係わりあいが薄れていくと同時に、自分の死を受け止める心の準備をなしつつあるのではないか、そんな気がしてならない。

残念ながらと云うべきか、あの世を輪廻も信じない私は、そして、生きることにしがみつくほどの向日性を持ちえない私は、目の前にて繰り広げられる真実に戸惑うしかないのだったりする。

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